たびパパ 趣味の飛行機ページ 1/32 ダイキャストモデル


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F-14D

AJ100

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 F-14D AJ100 VF-31 U.S.NAVY by Hachette (Vol.11〜20)

 

http://www.f14tomcat.jp/home.html

 

戦空の雄猫F-14トムキャットをつくる!100号で組み上げるダイキャストモデルの最高峰。

[011]

対称の第11号です。

今回は「右主脚ランディングギア扉を取り付ける」ですが、これは8号で行った作業の左右対称版となります。一度体験しているので作業はわかりやすいですね。これを単独で購入するとなると少し抵抗がありますが、定期購読で4冊セットだったのでその気持ちは幾分薄れています。

 

 

付属するパーツは当然ながら8号とは左右対称の形をしています。念のためシャフトの長さを開封前に確認しましたが、今回は長短正しい組み合わせで入っていました。

 

 

8号の繰り返しになるので詳しい事は省きますが、相変わらず前扉の短い方のシャフトを入れる作業は困難が付きまといます。ラジオペンチやマイナスドライバーなどの工具があると便利です。

 

 

後方扉に長い方のシャフトを差し込みます。こちらの作業はかなり楽に進めることができました。

 

 

11号のパーツは8号の左右対称だけだと思いきや、本体に取り付ける際にかなり窮屈でそのままではうまく合いませんでした。力任せにペンチなどを使っても傷をつけて破損する恐れもあり、悩んだ結果若干加工する事にしました。一つは穴を少しだけ広げ、爪部分を少しだけカットしました。その効果として接合はうまくいきましたが、少しカットしすぎたようで噛み合わせが甘くなってしまったようです。カットせず、最低限をヤスリで削った方がよさそうです。

 

 

胴体に取り付けて11号の作業は完了です。

 

 

 

[012]

追い越しの第12号です。

この号からは書店販売より先行して定期購読ユーザーに配本されるため、申込者が恩恵を得ることができます。それまでの号が揃っていることが前提ですが…。

今回の作業は「空中給油プローブを組み立てる」です。

 

 

付属パーツです。今回も樹脂パーツがメインですが目新しいパーツなので我慢できます。居場所を失っていた6号のモーターもここで拾われる事になります。

 

 

空中給油用のプローブをカバーに取り付けます。取り付け場所にはピンと穴があるので間違えることはありません。外れやすい場合は接着を推奨されるので接着剤は必須かと思いきや、今回は外れることは少なそうです。

 

 

空中給油プローブ収納スペース部の白いパーツを機首裏側にネジ止めします。場所的に少しネジ止めの開始位置が決めにくいのでここは焦らずじっくり取り組まないといけないかも。

 

 

収納スペースの合わせ目はちょっとだけ隙間が空いてしまいます。微調整でなんとかいけるかもしれませんが、最終的に主脚ギアボックスなどの位置が決まり、固定された段階でどのような状態に収まるのかが気になります。あと気になるのがカバーパーツ。今一つ開閉ギミックに確信がもてないのですが形状はこれで合っているのかな?

 

 

プローブはさすがに差し替え式でしたが雰囲気はなかなか良いと思います。閉状態のカバーは後日に配られるそうです。空中給油プローブについてはプレゼン映像でも紹介されていませんでしたが、可能な限りのギミックを盛り込もうとする意気込みが感じられます。

 

 

居場所を失っていた第6号のモーターをホルダーにセットします。このあたりは反復作業ですね。

 

 

念のためもう一度動作確認。このモーターは本当に静かに回転するので動いていても気が付かないかもしれません。

 

 

インテイクファンを本体に取り付けて第12号の作業は完了です。部品は小出しですが着々と確実に組み上がっていく点については高評価の方も多いようです。

 

 

 

 

[013]

対称だけど嬉しい第13号です。

今回は「右の航空灯を取り付ける」ですが光り物なのでワクワクします。

 

 

第13号に付属するパーツです。基本的には10号と同じですが右側なので航空灯はブルーとなっています。そこが嬉しい。

 

 

恒例の点灯チェックを行います。色々と話題になったノーベル賞モノの青色LEDですね。

 

 

ブルーのクリアパーツにLEDをはめ込みます。LEDだけでもブルーに輝きますがこのパーツによってさらに青味を増すことができます。

 

 

写真に矢印を入れてみましたが、LED本体の根本をギリギリまでツメのところに配置し、配線を跨がせることがコツだそうです。

 

 

フェアリングのパーツをかぶせます。繰り返しになりますがダイキャストパーツ&LED発光というのは不満がたまっていたところに現れた希望の光でした。

 

 

胴体下側から見た航空灯です。ずっと点灯させていたいかも。

 

 

LEDの灯りを満喫するために照明を落としてみました。早く赤・青の両方を同時に点けてみたいものです。

 

 

胴体上面です。だいぶ組み上がってきましたが本モデルはギミックの仕込みが多く、ちょっと大げさですが戦闘機を製造する疑似体験のようで楽しいですね。

 

 

これで第13号の組み立ては完了です。情報が足りない頃は胴体の樹脂パーツに対しだいぶ不満を書きましたが、いざとなるとギミックの可動やスナップフィット、パーツ合わせ精度、重量等を考慮した上での判断だったのかなと思いました。でも主翼はダイキャストパーツがいいな。

 

 

 

 

[014]

定期購読の4冊(14〜17号)が届きました。今回から主翼の組立に入ります。

 

 

定期購読版は4冊分が1冊分の大きさにまとめられたパッケージで、裏面はこんな感じのデザインです。

 

 

14〜17号の定期購読版パッケージです。書店版にくらべたらコンパクトにまとめられています。ゴミが少ないというメリットはありますがコストがかかっていない分、少しは割引して欲しいような気もします。さて今回は左主翼の”樹脂製”板パーツがほとんどです。単独で見たらかなりショボイ内容ですが、まとまれば大きさがあるのでそれなりに見えますね。

 

 

主翼シリーズ突入の第14号です。

今回、次回は取り置きパーツのため組立はありません。

 

 

組立作業はありませんが説明書のF-14のアングルが格好よかったので掲載しておきます。今回のパーツは左主翼下面で写真の赤い部分が該当します。主翼の組立は20号まで続くそうなので実に7冊分に分割される事になります。

 

 

第14号は左主翼下面の1枚のみの取り置きパーツです。樹脂製ですが上面はダイキャストパーツになる事を期待したいですね。表面を見ると「これだけ?」と言いたくなりますが裏側には色々なギミックが仕込まれています。

 

 

パーツの裏側です。動翼やモーター、発光パーツを仕組むガイドピンが多くみられ、主翼の構造というのは結構複雑だと思いました。その他スラットが動作している時に見える赤い部分が塗装されています。

 

 

翼端のみ上面が成形・塗装されている点は面白いですね。後縁にはフラップを挟み込む部分があります。

 

 

主翼裏面の胴体側にはフラップを動かすためのモーターを組み込む囲いがあります。1箇所だけ黒くなっている部分がありますがとても気になりますね。この秘密は17号で解明されます。

 

 

編隊灯は蛍光塗料で塗ってくれたら暗闇の中で光ったのに…残念ながら違いました。

 

 

 

 

[015]

取り置き連続の第15号です。

今回はフラップのパーツが付属しますが組立は次号までおあずけです。

 

 

左主翼のフラップは上面と下面の2つのパーツで構成されています。今回はこの2つの樹脂製パーツのみで少し物足りませんね。

 

 

フラップパーツの裏側です。特筆すべき点はありません…ね。書店個別購入してパーツがこれだけだとちょっと萎えそうですが、定期購読は4冊分まとまって届くので精神的に救われているのかもしれません。でもアシェット流にもだいぶ耐性がついてきたかも(笑)。

 

 

前号についてきた左主翼下面と並べてみましょう。これだけでも組立ができそうですがここはグッと我慢が必要です。

 

 

主翼下面とフラップの組立には可動するためのギアが組み込まれます。次号についてくるギアパーツがあれば組立ができるのに…。

 

 

 

 

[016]

疑問の第16号です。

タイトルは「左主翼フラップを組み立てる」ですが、付属内容には少々疑問符がつきます。

 

 

第16号に付属するパーツは樹脂製の前縁スラットにフラップに取り付けるギアパーツ。そしてネジです。タイトルは「左主翼フラップを組み立てる」なのに今後しばらく取り置きになるスラットが提供されるのはちょっと理解できません。ギアパーツを今号にもってきていますがパーツのショボさを作業させる事で分散させているような気がします。ちなみにスラットは成形後の収縮のせいかかなり反っています。

 

 

今号に付属する白いギアパーツに前号のフラップパーツのピンを差し込みます。これ前号に付けてもいい内容ではないかなぁ…。

 

 

主翼下面とフラップ下面を合わせると同時にギアパーツを写真の位置に合わせます。横にある囲い部分にはモーターが入るようですね。ここをスライドすることでフラップを上下に動かすギミックになっています。

 

 

主翼下面とフラップ下面を合わせた状態の全体です。ここまでは問題ないのですが難所はこれから…。

 

 

今回はフラップの挟み込みにおいて少量の瞬間接着剤を使うよう指示が書いてあります。ここは誤って可動部に接着剤を付けないよう、つまようじ等で少量のみ塗布するよう細心の注意が必要です。

 

 

フラップの上面パーツで挟みこみます。

 

 

反対方向から見たところでがフラップは下方向へ曲がります。フラップの可動とギアパーツのスライドを確認します。

 

 

さてここで問題発生です。フラップの噛み合わせがよくありません。少量の接着剤が災いしたのか食いついたところはピッタリと合っているのに、パーツの隙間ができたところはそのまま浮いてしまいました。スナップフィットみたいにはめるだけでパーツが合えば楽なのに…。

 

 

ギアパーツがグラつかないようにキャップのパーツをネジで止めます。ちょっと緩いのか手応えがなかったのは気になります。

 

 

第16号の作業はこれで完成です。フラップパーツの接着がうまくいかなかったのが心残りです。

 

 

 

 

[017]

高難易度の第17号です。

「左主翼端に翼端灯を組み込む」という心惹かれるタイトルですがなかなか難しいです。

 

 

第17号の付属パーツはLED基板、樹脂パーツ×2、そして初となる光ファイバーです。光ファイバーは袋に入っていると目立たないので開封の際は誤ってハサミで切らないように注意が必要です。

 

 

翼端灯のカバーパーツに光ファイバーを差し込みます。光ファイバーには向きはありませんのでどちらでも構いません。写真は拡大していますが実際のパーツはかなり小さいので肉眼での作業は難しいです。

 

 

翼端灯カバーは主翼下面パーツの端に接着します。パーツには向きがありますので間違わないよう事前確認を行った上、接着剤がはみ出さないようにごく少量のみ塗布します。光ファイバーはガイドに沿って配線し接着剤で固定しますが私はセロテープ等で補助止めを行いました。

 

 

LEDパーツの発光テストを行います。LED自体は赤く光ります。

 

 

苦言です。LEDパーツとコードのハンダ付けについてですが配線の向きがよくありません。主翼パーツに組み込む際に配線を90度曲げる必要が生じてしまい、当然断線の危険性が増してしまいます。これはいただけません。

 

 

LEDは黒くなっている部分に組み込みます。黒い塗装部分を不思議に思っていましたが、これは樹脂パーツで光が透けないようにする工夫だったのですね。このLED発光を光ファイバーで翼端灯まで伝わせるというのが今回のポイントです。

 

 

…光りませんね。パーツが小さいのでLED基板を埋め込むのは難しいのは理解できますが、この光ファイバーという方法はちょっと難易度が高いものがあります。光ファイバーの灯は決して明るいものではない上に見える方向が限定されるからです。LEDと光ファイバーの接触部がずれていても光らなくなりますが、そのあたりはユーザー任せのけっこう曖昧な作りです。

 

 

真っ暗な部屋へ持っていくとかろうじて点灯している事は確認できました。しかしこれが狙い通りの明るさなのか、暗すぎるのかは判断ができませんでした。

 

 

説明書ではテスト用なのでLEDの光量は実際のものより暗いと書いてありました。その言葉を信用していいのかな。

 

 

ちょっと角度を変えると点灯して見えません。ごく限られた角度のみ発光して見えます。このギミックは現実的には諦めモードになってしまうかも。

 

 

最後にLED収納部にカバーをはめて第17号の作業は完了です。本パーツはかぶせてあるだけですが主翼上面パーツが組み合わさると固定されるそうです。

 

 

主翼の内側も色々なギミックが仕込まれていて、実機を組み立てている面白さがありますね。

 

 

[追加版]

その後どうにも腑に落ちなかった翼端灯ですが、スマイル歯科さんのブログを拝見したところあきらかに光り方が違っていました。これは接点部分に問題がありそうという事がわかり大変参考になりました。

 

 

LED部を超クローズアップ。肉眼作業では正直限界がありましたが、写真を撮って拡大したところ光ファイバー用の溝にうまく沿っていない事がわかりました。若干光ファイバーが長いせいで先端が上方向に反ってしまい正しく接していなかったので1mmほどカットしました。

 

 

おお!光り方が全然違う。ガイドに沿って接着している部分に光が伝わっていることがひと目でわかります。これが正しい状態でした。

 

 

ちょっとブレてしまいましたが翼端灯の光量は比べ物にならないほど改善されました。

 

 

説明書の順に沿って翼端灯カバーから配線用溝、LED接点部の順に配線をしたのですが結果的にLED接点部のところで光ファイバーが少し長くなり正しく合わなかったようです。作業的には逆にして重要となるLED接点部から開始して光が伝わる事を確認し、ガイド、翼端灯の順番に光ファイバーを配していった方がよさそうです。

 

 

胴体部分のアルミ板に左主翼を合わせてみました。だいぶ出来上がってきましたね。

 

 

主翼を展張したイメージです。願わくは主翼上面パーツはダイキャストパーツでありますように。その答えは次号で判明します。

 

 

 

 

[018]

定期購読の18〜21号が届きましたが、発売日から3日遅れの到着でした。発送先から我が家までの道のりは92km、自動車で1時間半ほどでしかありません。もともとゆうメールは仕様として配達日時にはゆとりがあり、受け取り印も不要という配達方法なのでそれについては特に言うことはありません。ただし定期購読にこの配達方法を採用したアシェット社についてはやはり苦言を言いたくなります。どうも定期購読者を軽視していますよね。分冊百科を購読するのはコアなファンが多い事は想像できると思うのですが、そういう読者心理を全く考えてないですよね。自分もF-14は購入していますが、人にアシェットってどう?と聞かれたらあまり薦めないと思います。

 

 

気を取り直して18号〜21号のパーツです。このオールインワン・パッケージにも慣れてきました。

 

 

いまだに炎上する事も多いF-14ですが、それを横目に10式戦車とGT-Rシリーズがスタートしました。10式は創刊号だけですが私も購入しましたが、あいかわらず4号までは大盤振る舞いの素晴らしい内容のようです。

 

 

失意の第18号です。

今回のパーツで主翼はオールABS樹脂製であることが決定しました。これから続く右主翼も同様ですからまたしばらくダイキャストパーツが届かないわけです。

 

 

第18号のパーツは左主翼上面で組立のない取り置きパーツです。かなり最低の号を経験しているせいか大きなパーツは嬉しくなります。

 

 

パーツの裏側ですが、どこから見てもABS樹脂そのものです。

 

 

翼端です。なかなか面白いパーツ割りをすると思っていましたが、翼端灯と合わせるのが楽しみです。ピッタリ合うと気持ちよさそうですね。

 

 

 

 

[019]

裏切りの第19号です。

さすがにこれには多くの同志がブーイングを飛ばしていました。書店で1700円も払ってこれをみたらショックは隠せないと思います。企画者の顔が見てみたいものですね。

 

 

調剤薬局でもらう薬のようです。こんなに大きな袋いりますかね?

 

 

大きさがわかりやすいようにコインを並べてみました。皮肉を込めて10円玉を置いておきます。もちろん単純に比べるわけにはいきませんが、それでもバンダイのRGが2000円弱で買える事を思うと「何これ?」と言わざるを得ませんね。

 

 

スポイラーは4枚に分かれています。それぞれ大きさが違うので間違うことはないでしょう。

 

 

スポイラーのパーツですが拡大してみるとかなり細かい造形となっています。ただしヒンジが大変細くて貧弱であり、力加減を間違えればすぐに壊れてしまいそうです。ギミックが多いのは嬉しいのですが、かえって面倒くさい事を押し付けられたような気もしています。

 

 

この19号では「左主翼のスポイラーを取り付ける」とありますが、特に固定する部分がないので半端な状態で次号を待つ事になります。

 

 

スポイラーを取り付けた状態ですが、なかなか怖くて開閉も躊躇してしまいます。それこそここには金属製のパーツが用意できなかったものかと悔やまれます。

 

 

どこまで開くのが正解なのでしょうか。

 

 

はっきり言って今回のスポイラーは前号の主翼上面とセットにしてもいい内容です。

 

 

 

 

[020]

見所と不満が混在する第20号です。

今回は「左主翼の完成」とありますが、それを鵜呑みにしてはいけません。注意が必要です。

 

 

付属パーツは基板とケーブルが中心です。よくわかりませんがF-14専用に作っていると思いますので、コストはそれなりにかかるのかもしれませんね。前号よりは納得できる気がします。

 

 

「何これ?」その1です。第16号でネジ止めしたカバーをここで外すようです。これってネジ止めする必要あったのでしょうかね?しかも1度ネジを外したことで穴が緩くなった気がします。

 

 

「見所」の部分の1つめです。主翼の根元に大きな基板をネジ止めするとはちょっと想像していませんでした。ここにLEDからの赤黒のコネクタを接続します。難しいのは白い8本のケーブルをどう配線するかで、結構悩みました。説明書では基板の下を通すように図示されていましたが、けっこうスペース的に厳しいのです。そこで半分の4本だけを下に通すことにしてみました。

 

 

説明書では配線を基板の横にとおしても可…と書いてありますが、無責任な事を言わずにどちらかにして欲しいという気がしました。

 

 

フラップを動作させる極小モーターです。詳しいことはわかりませんがこのギミックについては高く評価する声が聞こえてきます。

 

 

モーターを枠の中に配置し、再びカバーパーツをネジ止めします。

 

 

左主翼の配線が完成しました。「何これ?」その2ですがモーターを使ったフラップのギミックテストはのちの号で行うそうですが、それをまたずに主翼上面パーツをはめ込むように指示しています。接着した後で不具合が発生したらどうするつもりなのでしょう?コックピットのLEDテストの時もそうでしたがテストの順序が違うと思います。

ただ板のような主翼の中にこれだけのギミックを仕掛けたことは素晴らしいと思います。…でもフラップが素直に動作する気がしません…。

 

 

第18号に付属した主翼上面パーツに第16号で取り置きしておいたスラットを取り付けます。この反ったように見えるスラットパーツがどのようになるかが見所の2つめです。

 

 

主翼の端側ですが拡大してみるとギザギザがついています。スラットを収納するとここがストッパーの役目をして固定されます。

 

 

主翼の裏、主翼の根元側です。スラットを収納するとツメに引っかかるようになっていて、カチッと音がして固定されます。

 

 

主翼上面パーツを仮組みしてみましたが、いまひとつ合いません。スマイル歯科さんのアドバイスの通り、加工が必要になりそうです。

 

 

スラット自体に反りがあるのは間違いないのですが、主翼端と根元にひっかける仕組みがあるため固定する事が可能です。この反りがもしかしたらパーツのひっかかりをよくするため計算上必要だったとすれば感心したいところです。

 

 

スポイラーは怖くて立てられません。いっそ接着してしまった方が気楽でいいかも。翼端は明らかな段差ができるほど合いません。合わせ目のピンと穴の相性が悪いそうで加工すれば改善されるとの事なので1ヶ月のうちには処理したいと思います。

 

 

[追記]

その後主翼を取り出してみたところスラットの反りは以前にも増して弾力性を持ってしまったのか…。ストッパーは機能せずどちらかを合わせれば反対側が外れてしまうという状態に陥りました。うーん、整形後の収縮計算を誤った設計ミスだったのかも…。おそらく全員のパーツが同様だと思いますがどうやって対応するのか事態を見守る事にしましょう。

 

 

こちらはマガジンに掲載されていた可変翼のギミックの説明記事です。現時点ではどのようなギミックで可変翼が再現されるかわかりませんが、実機に似た方式が採用されるとしたらそれはワンテーマの分冊百科としては面白いアプローチだと思います。

 

 

このスラットの反りは不良品としか思えなかったのでコールセンターにお願いし、代替品を送ってもらいました。

 

 

上が最初のパーツで、下が代替品として届いたパーツです。どうやらこの反りは仕様らしいという事はネットで見ていると想像がつきましたが、やはりパーツの反りは同様でした。

 

 

まずは上の不具合パーツを取り付けてみました。こちらはどうやってもロックされません。

 

 

次いで代替品のパーツを取り付けてみます。うん合います。

ということでこれは反りの問題ではなさそうです。

 

 

あっ!よくよく見てみると左側の不具合パーツは翼端側のロックするギザギザが摩耗していました。これがなくなったためにロックが機能しなくなった事がわかりました。

 

 

…という事でネットで調べてみたところ、この翼端側のギザギザはスライドさせると摩耗してしまうので、「よいしょ」と持ち上げてセットするのが正解という事がわかりました。

なるほど!目から鱗です。

そう教えてもらえば納得ですが、スラットはスライドさせるものだという先入観があり恥ずかしながら気が付きませんでした。それにしても組立ガイドにはそのような説明はなく、DVD動画でもなんなくスライドさせていたのは実に不親切だと思っています。

今回は不具合品扱いで代替品を送らせてしまい、すみませんでしたアシェットさん。最後まで完走しようと思っていますので許して下さい。

 

 

試作品の写真と比べると主翼のディテールはかなり省略されてしまったように思います。18万円もする最高級モデルなのだから、徹底的に追求して欲しいところですね。

 

 

20号を迎えましたが登山でいえばまだまだ2合目。と言ってもこうやってみるとかなり形にはなってきましたね。別の表現をすると既に1/5となります。ここで今までの主要パーツを振り返ってみましょう。

 

 

創刊号 ABS樹脂
02号 ダイキャスト
03号 ABS樹脂
04号 ダイキャスト、ABS樹脂
05号 アルミ
06号 ABS樹脂、モーター
07号 ABS樹脂
08号 ABS樹脂
09号 ABS樹脂、モーター
10号 ダイキャスト
11号 ABS樹脂
12号 ABS樹脂
13号 ダイキャスト
14号 ABS樹脂
15号 ABS樹脂
16号 ABS樹脂
17号 GPPS樹脂、LED、光ファイバー
18号 ABS樹脂
19号 ABS樹脂

20号 基板、ケーブル

 

…樹脂パーツの号数が圧倒的に多いですね。これが世間で不満が多く聞かれる理由かもしれません。

 

まだ仮置きしかできませんが、こうやってみるとダイキャストパーツ率は…あれ?ちょっとは我慢できるかな。ここまでで3万4千円かかっていますが…うん意外と悪くないのかも。

 

このF-14は波乱万丈のプログラムで、ワクワクしたり、頭にきてコールセンターに電話したりと模型以外の事でも色々なことを体験させてもらいました。「週刊F-14」で検索するとヒットするトップモデラーさん達も喜怒哀楽を隠せないこの商品はやはり未知のものがあるようです。

 

 


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